2015年 今年のテーマ「やりきる」

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中に賜りましたご厚情に、厚く御礼申し上げます。

 2014年を振り返ってみると、エンタープライズにおけるクラウドの利用についてお客さまの考え方が「変わってきたな。」と感じる年でした。

これまでは、オープングルーヴが提供しているクラウド型バージョン管理サービス「tracpath」の導入時にクラウドである点を懸念されるお客さまの声が多くありました。
例えば、クラウド上に機密データを置くことの不安や(他社事例ですが)クラウドサービスを提供する会社のシステム障害によって起こったデータ喪失問題などです。

 お客さまのクラウドに対する考えが「変わってきたな」と思われることとして、クラウドという技術に対して飛躍的に知名度が上がったこと、お客さま自身による調査や事例が増えたことによる浸透があると思います。これにより、「クラウドのメリットとデメリット」「セキュリティの比較」「クラウドとオンプレミス」等のお話から、「どのような分野、場面でクラウド(tracpath)を利用すると良いか」
 具体的には、「海外とのセキュアなコード共有」「安定したソースコードのバージョン管理サービスによる開発品質向上」「継続的インテグレーションによるコード品質向上」という積極的活用の流れが出来た年だったと思います。

 ところで、2014年のテーマとした「勝負する」私自身、満足のいく結果ではありませんでした。やりたいことの半分も出来ていなかったし、振り返ってみると中途半端だったと思えることもたくさんありました。
だけど、評価すべきことと今後の成長につながる可能性を発見したことは今後の事業展開に大きな一歩となります。

事業の中心である人、チームが「仕事を作り出し、問題を解決し、成長する。」このサイクルを続ける仕組みができ、顧客に対するレベルの高いサービス提供が維持できていること。さらに新たな顧客価値を提供できる事業が見つかったことも大きな前進でした。

2015年のテーマ「やりきる」

 2015年のテーマを決めました。それは「やりきる」です。
新しい事業や施策を「決断」し「すばやく実行」することのスピードを大切にしていますが、計画通りに行かなかったり、緊急の仕事があったり、思い通りに行かないことが多々あります。できるだけ多くの挑戦と小さな失敗を発見・改善してくことで1つでも高い目標を目指します。だからこそ、やりきる(終わらせる)ことを大切にします。

今年も一歩一歩確実に成長し、サービスのレベルをあげ、お客さまの課題解決に全力を尽くします。さらに私達は「知恵と技術を結集し、ソフトウェアの開発現場を進化させる」ことに挑戦していきます。私たちのビジョンが実現できるように社員一同、事業に邁進します。

今年も一年、どうぞよろしくお願い致します。

2014年 今年のテーマ「勝負する」

会社を創業したときはがむしゃらに働いていた。失うモノなんてなにもなく、リスクも無かった。
クラウド型バグ管理・バージョン管理サービス「tracpath」を事業の中心に置きサービスレベルの向上させることだけを考えてきた。
でも、この1,2年の事業を振り返ると守りに入っているといわれてもおかしくないと思う。自ら前に出て真剣勝負してきたかあやしい。

 日々の仕事や顧客対応、その他の仕事もできる限りのことをやった。新機能もリリースしてきた。–小さい機能改善やバグ改修だけでもけっこうな数を対処している–新しい機能を追加したり、改善することで確実に顧客が増え、評価していただけていると思う。でも、以前のような荒々しさというか、勝負しているという感覚が足りないなと感じてしまった。
振り返ったとき、それくらい勝負をしていないと思っている。
具体的に何をした、していない。という話ではなく振り返った時に漠然と感じてしまったからどうしようもない。

2014年は振り返った時に勝負を仕掛けたと言えるくらい物事を大きく考えて前進しようと思う。
事業の戦略・戦術を練り直してビジネスをさらに進めることも重要であるが、その基本となる方向性はブレていないため、このタイミングで議論すべきことは無い。

自分たちの目指している点、これまでやってきたことをさらにスピードアップし、すばやく成長させるための勝負ができたかどうかである。
私自身が初心に返って「勝負する」そのキーワードとして、人と顧客価値を考えている。

1. 人

すべての事業の中心は人。人が成長のスピードを決め、仕事を作り出し、障害に遭い解決する。人と人の真剣勝負でチームが成長していく。(チームの成長はチームの1人1人に必ず良い影響を与える)
このサイクルをつくるのは会社の全員である。サイクルを創り、続けることによって、顧客に対するレベルの高いサービス提供が可能であり、顧客からの評価、それが自分自身のスキルアップ(=人が成長)に繋がる。

小さい会社–これから大きく成長したいと考えている–が本物の会社・組織として成長するプロセスは人を大きく成長させる絶好の機会だと思う。自分たちはその絶好のタイミングにいると考えて勝負する。

2. 顧客価値

顧客価値を2つめのキーワードにする。
この顧客価値とは、私達が提供するサービスや行動によって大きく増減するものである。
顧客にとっての価値が提供できなければ買って貰えないし、継続して貰えない。これは、私達が顧客価値を上げることだけに集中しなければいけないことを意味する。

それでは、私達の言う顧客価値を表現した場合、顧客自身から「なぜ、このようなサービスを今まで知らなかったのか」「もっと早く使っておけば良かった」と思って貰うことである。

顧客価値を作り出すために必要な要素は3つある。1つ目は「マーケティング(認知)」2つ目は「サービス(商品の価値)」。3つ目は「活用・浸透度合い(利用の仕方)」。
この3つの要素全てが必要でどれか1つでもない場合は顧客価値はゼロになってしまう。3つの要素の掛け算で計算されるべき要素と考えている。この総量が当社の作り出した顧客価値になる。

オープングルーヴは3つの要素を相互に連携しながら毎日の仕事をしていくことで確実に価値を最大化できると信じている。

私達は、
将来の顧客に耳をかたむけて、
重要なことのみ集中します。
ものごとをより大きく考えて、
すすんで勝負をかけます。

2014年を会社にとっても個人にとっても最高の年となるように、情熱と愛情をもって仕事に取り組んでいきます。

トムデマルコやワインバーグのkindle本がセール(2014/01/05まで)

トムデマルコやワインバーグの本はソフトウェア開発者にとってとても有名な書籍。
その kindle 本がセール中なので紹介する。

特にソフトウェア開発者や管理者に読んで欲しい本が ピープルウェア 第2版と デスマーチ 第2版。
今も長時間労働は美徳、良いこととおもっている人を見ますし、スケジュールが短い中、人を投入すれば解決すると考えている人も周りにいるでしょう。

危険な香りのするプロジェクトには関わらないことがベストですが仕事なのでどうしても関わらなければいけないこともある。少しでも周りを説得(お客様含めて)するための知識武装は必須だと考える。

大規模プロジェクトや小規模プロジェクトを問わず、プロジェクト管理で一番重要な「人」にフォーカスした書籍を読むことをオススメする。長年ソフトウェア開発に携わって来て、開発者としても管理者としてもプロジェクトに参画してきた。その上でやっぱり「人」に関する管理・運営が一番難しいし化ける可能性があるんだよな。






仕事の優先度、重要度、期限のワナ

気付けば今年も11月。時間の経過はとても早いと感じるようになった。2週間に一度のペースで自分の仕事を振り返るようにしているが、あまりにも忙しく日々の業務に忙殺されてしまうと振り返ることさえできないことがある。

こんなとき自分の中で無意識にやっていることは、
「期限があって、優先度の高い作業」をピックアップして、何も考えずにその作業を進める。
このような状況に陥る時の期限はほとんど直近のものが多く、明後日まで、来週の月曜まで、である。

ソフトウェア開発のプロジェクトでは計画を立てて事前の段取りを大切にしているが、急な仕様変更やお客様の指定などいろいろな要因があってすべてをコントロールすることは難しい。
他にも日々のちょっとした仕事や顧客とのやりとりも期限があって大切な仕事である。

プロジェクト計画はあくまでもその時点での予定であって、計画遅れに繋がる危うい面を多く含んでいるといつも思う。

忙しい状態が続くと余裕が無くなってしまい目の前の業務を優先しがちである。これは「期限があって、優先度が高い作業」である。余裕が無くなるときー仕事量が自分のキャパを超えたときー深く考えなくてもやるべきことがはっきりしている作業で着手しやすいとも言える。

この仕事は優先度が高いのでやらなければいけないのだが、「期限がなく、優先度の高い作業」ーー事業として中長期的に実現したいこと、自分たちが一番大切にしていることーーに関する仕事のことを忘れがちであり、業務に忙殺されたあとになって後回ししたことに凄い危機感を持った。

「期限がない」は正確ではなく、自分たちの事業計画や開発スケジュールなどで3ヶ月後、半年後、1年後などの目標期限は決まっている。

自分たちで計画し事業の中心に置いている重要案件。自分が率先して推進しなければいけないのにそれが出来ない。このもどかしさを後で感じる。

いつも心に余裕を持って仕事したい。忙しいときでも今日は何を食べようかな〜うまいモノ食おうくらいの余裕はあっていいはずだ。

赤ちゃんのようなもの

生まれたての赤ちゃんがウチにやってくる。こんなうれしいことはないでしょう。

生後間もない赤ちゃんがウチに来る。というのは赤ちゃんができた頃からわかっていること。
約10ヶ月間、準備する時間がある。だれでもこの期間に赤ちゃんを迎える準備をするわけであるが、何が必要なのか、これは買った方が良いのか、貰ったモノで良いのか、レンタルでいいのか、やっぱり国産かな。などなど。
考えることは多いけど、考えることが楽しくて会える日をとても楽しみしていた。

友達や人生の先輩などいろいろ聞いてまわったり、インターネットを調べ問題なく迎える準備を整えた。
子育て本なんかも読んで、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月・・・どんなことが起こるのか、何が必要か、事前に理解していたつもりでいた。

赤ちゃんを迎えてはじめて一緒に生活するようになり、食事、お風呂、就寝を経験したなかで、ビックリさせられることがたくさんあった。例えば、夜中に起こされたり、おむつの中が大変なことになっていたり、急な発熱で病院をさがしたりととても大変。(1人ではとても無理で奥さんに感謝することがたくさんあるよね。)

赤ちゃんを迎えることは新しいサービスの起ち上げに似ていると思った。

サービスの起ち上げのため、ーここでは弊社のサービスであるtracpathープロジェクト計画、ターゲット日、リソースなどのプロジェクト管理から始まって、サービスインの日を迎える。サービスインで終わりでは無く、その日から24時間365日の運用・保守、新しい機能追加が始まることになる。サービスインは新しいことの始まりと言える。

子供の成長と同じようにサービスも成長する。

「サービスの不具合を改善し、お客様の要望を実現する。」「サービスの質を向上させる」
成長に伴って、日々新しい問題が生まれ、それを解決していく。
このサイクルを何度も何度も繰り返すことによって、誰にも負けない強みや個性になっていくと思う。

サービス=開発を継続すること、常にサービスのレベルアップを計ること。

とても大変だけど、すごくやりがいを感じる。
やり直しの出来ないことだから、今を大切に前に進もうと思う。