エンジニアを目指す人に読んで欲しい、ちょっとだけ古い本

 

3冊の本

 
これからソフトウェアエンジニアを目指す人、またはすでにどこかでエンジニアとしての一歩を踏み出した人すべてのひとに読んでもらいたい本。ちょっと古い書籍ですが技術書というほど内容が濃くないので読みやすい本ばかり。
新しい技術や開発手法が次から次へと出てくるソフトウェア産業でも色あせない内容の本だと思う。ちなみに、仕事仲間には必ず、読んでもらうようにしている本である。

 

Joel on Software

 

最初の本は、「Joel on Software」(Amazon)

米マイクロソフトや米大手ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のJunoでソフトウエアの設計・開発に従事してきた筆者が、分かりやすい言葉で解説する。タイトルと同名の筆者自身のWebサイト(http://www.joelonsoftware.com)」で公開していたものを書籍化した。

ソフトウェア開発を行う上で大切なこと「考え方」「人・チームについて」「コミュニケーション」といったことをジョークを交えて書かれている。各文章もエッセイ形式(下に紹介しますが、Joel on Software というウェブログをまとめた書籍ということでエッセイ形式になっています)のため、技術文書よりも軽く読むことができる。

トレンドや技術については専門書やウェブに大量の情報がありますが、「考え方」のヒントを提供してくれる書籍として良書だと思う。

 

ピープルウエア 第2版 – ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

 

次は、「ピープルウエア 第2版 – ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

開発プロジェクトで技術よりも何よりも大事なもの——それは「人」。一人一人の人格の尊重、頭を使う人間にふさわしいオフィス、人材の選び方・育て方、結束したチームがもたらす効果、仕事は楽しくあるべきもの、仕事を生み出す組織づくり、という6つの視点から「人」を中心としたプロジェクト開発の大切をユーモラスに語っている。1987年に初版が発行され、多くのソフトウエア・エンジニアの共感を呼んだ名著の改訂第2版。

チームの視点、プログラマの視点、管理者の視点、またそれぞれの役割について「プロジェクトを成功させるためのキーポイント」をわかりやすく説明している。ソフトウェア開発は知的作業であるため、その生産性は人・チーム・環境に大きく影響されてしまう。そのために必要な「ヤル気」を促す職場環境・開発環境が必要と述べている点がもっとも言いたいことであり、この考えに共感する。

 

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

 

最後は、「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち


本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。

一人のハッカーの考え方、何かやってみようと思わせる(これは、自分が迷っていることに対して、背中を押してくれる感じが近いのかも)エッセイである。Joel on Software 同様に軽い感じで読みやすいのでオススメ。
これからエンジニアを目指す人は上の2冊とあわせて読んで欲しい書籍。

 

さいごに

 

今回紹介した書籍は、どれも技術文書(プログラミング言語とか、設計の仕方とか)ではない。
私自身、そのようなトレンドや時代の流れとともに変わっていく技術的な内容は、必要なときに必要な技術を学習すればよいと考えている。技術書ではなく、「人」「考え方」という普遍的な題材を扱った本を読むことで、ソフトウェアエンジニア/ビジネスマンとしての基礎体力を付けてもらいたい。その基礎体力が新しい技術やトレンドが変化したときでも、対応できる応用力と技術力にすることが出来ると考える

そのため、「エンジニアを目指す人に読んで欲しい本」として紹介。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です